放送事業会社「東北新社」に勤める菅義偉首相の長男が総務省幹部を接待したとされる問題を巡り、総務省は12日の衆院予算委員会で、2018年にCS放送業務として認定された12社16番組のうち、東北新社子会社の番組だけがハイビジョン未対応で認定されたことを認めた。詳報は以下の通り。

ハイビジョン対応で落選の番組も

 後藤祐一氏(立憲) 菅総理の息子さんが部長を務める東北新社。東北新社が9割近い株を持っている株式会社「囲碁将棋チャンネル」がある。18年4月6日、東経110度のCS放送にかかる衛星基幹放送の総務省などの業務認定というものが行われている。そこで認定された番組は11社15番組についてはハイビジョン(HDTV)。ただ一つ囲碁将棋チャンネルだけがハイビジョンでない形で認定されている。

 ハイビジョン化を進めるために大胆な組み替えをしてるんですよ。この囲碁将棋チャンネルだけがハイビジョンじゃないのに認定されている。おかしいじゃないですか。ハイビジョンの申請をして落ちたところもあるんですよ。接待の疑惑もあるわけで、説明してもらう必要がある。

毎日新聞
2021年2月12日 20時39分
https://mainichi.jp/articles/20210212/k00/00m/010/251000c