国際オリンピック委員会(IOC)は4日、女性蔑視発言で批判を浴びた東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長について「森会長は謝罪した。この問題は決着したと考えている」との声明を発表した。事態を問題視せず、今夏の大会開催へ早期収束を図る。

 IOCは「男女平等はIOCの基本原則だ」と強調し、東京五輪で女子の参加比率が過去最高の48・8%に達することをアピールした。

 国際パラリンピック委員会(IPC)も同様の声明を出し、「多様性は強みだと固く信じ、パラリンピック運動のあらゆるレベルで、より多くの男女の代表者が参加できるように取り組んでいる」と男女共同参画の重要性を訴えた。(共同)

産経新聞
2021.2.4 22:54
https://www.sankei.com/tokyo2020/news/210204/tko2102040015-n1.html