れいわ新選組こぢんまり新事務所移転 厳しい懐事情 - 社会 : 日刊スポーツ
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[2021年1月9日17時32分]

れいわ新選組が党本部事務所を移転した。新事務所の家賃は旧事務所の約4分の1。山本太郎代表が昨夏の東京都知事選で敗北し党勢が伸び悩む中、個人献金頼みの財政を圧迫せぬよう、安価でこぢんまりとした新居に引っ越した。

国政選挙に初挑戦した2019年の参院選で弱者視点から政治を変えると訴え、2議席を獲得する「快進撃」を演じたれいわは、正念場を迎えている。

「毎月1千万円単位の赤字をばらまきながら全国を回り続けている。無理のない範囲で寄付したいという方がいらっしゃったら、ぜひお願いしたい」。山本氏は昨年11月28日の街頭演説で、党の財政逼迫(ひっぱく)を念頭に献金を呼び掛けた。東京港区赤坂の目抜き通りに面した旧事務所から、千代田区麹町の裏通り沿いにある現事務所に移ったのは、この前日。支持者を集めての事務所開きはせず、報道各社にはメールで事後報告した。

移転理由について、党関係者は「今の私たちには、旧事務所の家賃は高すぎる」と説明する。資金が最も潤ったのは、躍進を印象付けた19年7月の参院選直後。現在は献金集めがままならず、懐事情は厳しいという。

影を落とすのは党の求心力低下だ。山本氏は都知事選で、政治的スタンスが近いとみられた野党系候補を応援せず、自ら出馬。小池百合子現知事に大差で敗れ、野党系候補との共倒れに失望した一部支持層の離反を招いたとされる。無党派への浸透を図るれいわが失速したのは、この頃とみる向きは多い。新型コロナウイルス禍も影響し、財政難だ。

次の衆院解散・総選挙をにらむ山本氏は、1人毎月10万円を給付する独自のコロナ対策を掲げて党勢回復を目指すが、道は険しい。(共同)


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【お知らせ】

党本部が移転いたしました。
なお、現在の状況を鑑み、党本部においての対面によるご対応を、
無期限での中止とさせて頂きます。
(平たくいうと「事務所にいらっしゃってもご対応ができません」というお知らせでした)
状況が変わり次第、改めてお知らせ致します。