皇室の伝統「守る会」30日に発足 櫻井よしこ氏ら
産経ニュース 2012.5.22 22:32
http://web.archive.org/web/20120523042542/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120522/plc12052222330018-n1.htm
政府が「女性宮家」創設を検討していることを受け、慎重論を唱えるジャーナリストの
櫻井よしこ氏や岡崎久彦元駐タイ大使らが中心となり「皇室の伝統を守る国民の会」(守る会)を
発足させることが22日、分かった。30日に都内で設立総会を開く。女性宮家創設が将来的に
女系天皇への道を開きかねないとして、皇位の男系継承の維持を訴えていく。
呼びかけ人には、中西輝政京大名誉教授や小堀桂一郎東大名誉教授、葛西敬之JR東海会長、
稲盛和夫京セラ名誉会長、俳優の津川雅彦氏ら28人が名を連ねる。役員には、服飾評論家の
市田ひろみ氏や、歌舞伎俳優の片岡仁左衛門氏、ホリプロ社長の堀義貴氏らがすでに
就任している。
政府は、皇族方の減少に歯止めをかけるため、女性宮家の創設に向け、有識者ヒアリングを
2月に開始、すでに5回のヒアリングを終えた。今秋には皇室制度の改革案をまとめ、来年の
通常国会に皇室典範改正案など関連法案を提出する方針を固めている。
これに対し、守る会の呼びかけ人は「女性宮家創設は皇位継承と切り離せない」
「一般民間男性が皇族になることは皇室の将来に重大な影響がある」など5つの見解をまとめ、
各界に協力を呼びかけた。今後、旧皇族の皇籍復帰などを政府に求めていく方針。