自民党の杉田水脈衆議院議員が性暴力の被害などをめぐり「女性はいくらでもうそをつける」などと発言したとされる問題で、下村政調会長が30日午後、杉田氏を呼び出し、事情を聴取しました。

 午後3時すぎに自民党本部を訪れた杉田水脈衆院議員。杉田氏をめぐっては、先週金曜日、党の会議で女性への性暴力に対する相談事業をめぐり、「女性はいくらでもうそをつけますから」などと虚偽申告があるように受け取れる発言をしたと複数の出席者が証言しています。

 杉田氏は「女性を蔑視する趣旨の発言はしていない」とコメントしていますが、野党側は30日、自民党に対し“けじめをつけてほしい”などと対応を求めました。

 「非常に侮辱的な言葉であって、被害者から見たら看過できないような話であるので、十分にこれについては自民党として対応してほしいと」(立憲民主党 安住淳国対委員長)

 野党側の求めに対し、自民党の森山国対委員長は「発言があったとしたら極めて遺憾なこと」だと述べ、「しかるべきところとよく相談していきたい」としていました。そして、杉田氏は午後3時過ぎから下村政調会長と面会し、下村氏から「真意が伝わる説明をするように」と注意を受けたということです。

 「政調会長のほうからは、丁寧な、より真意が伝わる説明をするようにということで注意を受けましたので、今後はそちらのほうをブログでしっかりと書いていきたい」(自民党 杉田水脈衆院議員)

 一方で、杉田氏は記者団に対し、“女性はいくらでもうそをつけるという発言はしていない”と、あらためて発言を否定しています。

TBS NEWS
30日 16時08分
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4090640.htm