6日放送のTBS系「news23」(月〜木曜・後11時、金曜・後11時半)で、新型コロナウイルスに感染したかどうか相談センターなどへ相談する目安について、加藤厚生労働大臣が見直す方針を示したことを報じた。

 新型コロナウイルスに感染したかどうか相談センターなどに相談する目安について、これまで厚労省は「風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合」などとしていたが、この目安について、加藤厚労大臣は6日午前、取材に対し「平熱は人によってそれぞれ。そのなかでご判断いただく。高熱だと思った方はすぐ行っていただく、平熱だと思った方はこうだと、そういう書き分けをさせていただく」と述べ、37.5度以上といった発熱の目安をなくす方針を表明した。

 今回の加藤厚労相の見直し方針にアンカーでジャーナリストの星浩氏は「加藤大臣の言っているのはちょっと苦しいと思う。4日という目安を示せば当然、地方の方はそれを厳格に守るに決まっている」と指摘した。

 その上で「この問題は与野党から評判が悪くて私も非常に問題がある規定だったと思う。4日を決めたことで手遅れになった人がいるんじゃないかという話があったり、さらに周りの人に感染したんじゃないかという話もあったんですが、ようやく見直しになった」とし「どういう問題点があったか検証することが大事なんです、こういう政策は。それを検証しないまま新しい基準を作り直すとまた同じ過ちを繰り返す恐れがある」とコメントしていた。

スポーツ報知
2020年5月7日 6時36分
https://hochi.news/articles/20200507-OHT1T50084.html