日本でのカジノを含む統合型リゾート施設（IR）事業への参入に関心を寄せていた中国企業側から、現金数百万円を不正に受け取った疑いが強まったとして、東京地検特捜部は25日、収賄容疑で衆院議員秋元司容疑者（48）＝自民、東京15区＝を逮捕した。贈賄容疑で数人も逮捕する。秋元容疑者は2017年8月から18年10月まで内閣府副大臣でIRを担当していた。中国企業を巡る外為法違反事件は、政界の汚職事件へと発展した。

　現職国会議員の逮捕は、10年1月に政治資金規正法違反容疑で逮捕された石川知裕衆院議員（当時）以来。特捜部は事業に絡む不正の全容解明を目指す。

共同通信
2019/12/25 11:56 (JST)
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