川崎市が、ヘイトスピーチなどの差別的な言動を禁止するため罰則付きの条例の制定を目指す中、8日、市内在住の
在日コリアンの女性らが市役所を訪れ、より実効性のある条例を求め要請書を提出しました。

川崎市はことし6月、ヘイトスピーチなど民族差別的な言動を3回繰り返した場合、50万円以下の罰金を科すことなどを
盛り込んだ条例の素案をまとめていて、来月の市議会に条例案として提出することを目指しています。

8日は市内在住の在日コリアンの女性や支援者が市役所や市議会を訪れ、条例案をより実効性のある内容にまとめ、
全会一致での可決を求める要請書を手渡しました。

この中では、インターネット上のヘイトスピーチは市が削除要請を行うといった具体的な措置の明記や、条例制定後も
規制の対象や方法が適切か検証することを定める条項の追加などを求めています。

要請書を提出した1人で川崎市に50年住んでいる在日コリアン2世の石日分さん(88)は、「川崎では地域に溶け込んで
生きてきたので、今後もヘイトスピーチは絶対に止めなくてはいけないと感じています。条例によりみんなが仲よく
暮らそうという考えを広めていかなくてはいけない」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20191108/1050008165.html

参考
在日コリアンらがより実効性のあるヘイトスピーチ罰則条例を求め要望書提出 川崎
http://hayabusa9.2ch.net/test/read.cgi/news/1573206383/l50