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克日農産物の代名詞「韓国イチゴ」、ビタミンC豊富な新品種が新たに登場

▼記事によると…

・忠清南道論山(チュンチョンナムド)の農業技、術院論山(ノンサン)イチゴ研究所は現在最も普及している品種「雪香(ソルヒャン)」よりも硬度と糖度に優れ、ビタミンCの含有量が高いイチゴ「ビタベリー」を開発したと16日、明らかにした。

・イチゴは日本品種を抜いて国産化に成功した代表的な農産物に挙げられる。農村経済研究院によると、国産イチゴ品種の普及率は94.4%(2018年基準)だ。このうち雪香が83.7%で最も多く、梅香(メヒャン)3.3%、竹香(チュクヒャン)5.1%、サンタ1.4%%、その他(キングズベリー・アレヒャン)0.9%などとなっている。日本の品種である「章姫」「レッドパール」はそれぞれ4.7%と0.9%にすぎない。

・試験場ではこれまで▼梅香(2002年)▼晩香(マンヒャン、2003年)▼雪香・錦香(クムヒャン、2005年)▼淑香(スクヒャン、2012年)▼キングズベリー(2016年)▼サニーベリー、ドゥリヒャン(2017年)▼ハイベリー(2018年)−−などを含め11種類の品種を開発した。イチゴ試験場関係者は「国産代表品種の雪香はレッドパールと章姫を掛け合わせて開発した」と説明した。

韓国内に日本のイチゴ品種が本格的に普及したのは日帝強占期からだと言われている。主に育苗業者らが購入して農家に伝播した。日本とのイチゴ品種をめぐる葛藤は、2002年韓国が国際植物新品種保護国際同盟(UPOV)に加盟したことを受けて深まった。韓国がUPOVに加入すると、日本は年間30億ウォン以上(現レートで約2億7000万円)の品種使用料(ロイヤリティー)を要求した。UPOV加入国は品種保護権を設定して、これに伴い他国の品種を使う際にはロイヤリティーを支払わなければならない。

だが、国産品種の代表走者である雪香が登場したことでロイヤリティー問題が解決された。雪香の糖度は日本品種とほぼ同じだが、実がたくさんなり病虫害にも強い。肥料に対する副作用もほとんどなく「誰でも苗木を土地に挿しさえすれば良く育つ」といわれるほどだ。

10/16(水) 18:10配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191016-00000045-cnippou-kr

(略)