ここ最近ニュースを賑わせている「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首。

7月の参院選で当選してから、マツコ・デラックスさんを使った炎上商法や、対談動画における「あほみたいに子どもを産む民族はとりあえず虐殺しよう、みたいな」発言、
N国に所属していた議員に対する脅迫容疑で書類送検、さらにわずか2ヶ月ほどで参議院議員を辞職し、参議院埼玉選挙区補欠選挙への出馬など、話題には事欠かない。

過激な発言や炎上商法と呼ばれる手法に多くの批判が集まる一方、「N国がどのような政党なのか?」や「立花氏がどのような人物なのか?」などを知る人は少ない。
そこで、立花氏やN国を分析するために、立花氏のYouTubeチャンネルの動画1406本を、全て視聴することにした。第3弾ではN国党の戦略と、立花氏自身が新たな権力・既得権益になっていることについて分析していく。

(中略)

■立花氏自身が新たな権力になっているのではないか

立花氏は動画(2019/06/14)内で、「立花孝志やNHKから国民を守る党の悪口を言ってくれる人を探しています」と語り、自身の批判を募集していた。
しかし、実際にN国や立花氏を批判したり、立ち向かった場合にはそれらを徹底的に攻撃し、新たな権力と化している。

前述したように、マツコ氏へ対する執拗な攻撃や、今年の8月に行われた柏市議会選挙では、街頭演説中の立花氏へ対し高齢の男性が「嘘つき」とヤジを飛ばしたところ、
「おい、誰や」と激昂し、その場から立ち去る男性に対し、関係者を引き連れて追い回し「やましいから逃げるのか」や「だったら止まって警察待てや」と怒鳴りつけ最終的に選挙妨害ということで私人逮捕し、これらの模様をYoutube(2019/08/03)にアップした。

最高裁判例(1948年12月24日)で選挙の演説妨害とは、「聴衆がこれを聞き取ることが不可能または困難ならしめる様な行為」と判示されており、この男性の「嘘つき」というヤジが選挙妨害に当たらないのは明確だ。

その他にも、かつてN国党に所属していた中央区議会議員へ対し動画内で「徹底的にこいつの人生僕は潰しにいきますからね。二瓶親子、特に息子。覚悟しとけ。許さんぞボケ。俺どれだけ怒ってるかわかってるか?」などと発言し、脅迫の疑いで今月2日に書類送検された。

それをうけ立花氏は、有罪になったら議員を辞職すると発言したが、翌日の動画(2019/10/03)内で、「あまりにもこの国のマスコミどもがバカすぎるので有罪になっても辞めない」とたった1日で前言撤回した。

この動画で話していることがあまりにも意味不明すぎたので、10回見直したがそれでも全く理解できなかった。わざと論理破綻な内容にして何度も再生させることで、広告収入を増やす作戦だったのか、ナチュラルに意味不明なことを話していたのか、真相は闇の中だ。

(続きはソース元で)

ソース:ハーバー・ビジネス・オンライン (2019.10.20)
https://hbol.jp/204277?cx_clicks_art_mdl=2_title