厚生労働省が8日発表した8月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上の事業所)によると、基本給や残業代などを合計した1人当たりの現金給与総額(名目賃金)は前年同月比0・2%減の27万6296円となり2カ月連続で減少した。厚労省の担当者は「夏の賞与の減少が影響した」と分析している。

 物価の影響を加味した実質賃金は8カ月連続のマイナスとなる0・6%減。現金給与総額のうち基本給など所定内給与は0・3%増の24万5105円だったが、賞与などの特別に支払われた給与は11・4%減の1万1722円となった。残業代など所定外給与は0・9%増だった。

共同通信
2019年10月08日 09:15
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