https://snjpn.net/archives/160712
内田樹「米中2大国に対して東アジア諸国は21世紀の合従論を語るべきだ」

▼記事によると…

・哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。

前から「東アジア共同体」を提唱している。

日韓連携を中核として、台湾、香港を結ぶ「合従」を以て、米中2大国の「連衡」戦略に対応するというアイデアである。荒唐無稽な話だが、利点はこのエリアに居住している人々のほぼ全員が「合従連衡」という言葉を知っているということである。

・日韓に台湾・香港を足すと、人口2億1千万人、GDP7兆2500億ドルの巨大な経済圏ができ上がる。何よりこの4政体は民主主義という同一の統治理念を共有している。とりわけ日韓は家族形態が同型的である。エマニュエル・トッドによれば、家族形態が同型的であれば、めざす国家体制も同型的になる。「このメカニズムは自動的にはたらき、論理以前のところで機能する」(『世界の多様性』)

2019.10.2 07:00
https://dot.asahi.com/aera/2019100100010.html

(略)