ロシア太平洋艦隊の主要基地はカムチャツカ半島のペトロパブロフスク・カムチャツキーを除けば、全てが日本列島と千島列島に
封鎖される位置にある。そして中部千島の北得撫水道は海の難所と言われており、国後島と択捉島の間の国後水道並びに択捉島の北側
の択捉水道、特に完全結氷することが無い国後水道にロシア海軍が固執していると云われている。

日ソ中立条約は1945年4月5日に自動延長はしないとソ連が日本に通達したが条約自体の効力は5年間なので1946年4月25日まで
有効であり、1945年8月8日23時(日本時間)に日本に宣戦布告して9日未明に戦端を開いたのはまさに中立条約違反。
この背信行為をソ連はポツダム宣言履行の為と称し国際法違反を糊塗しようとしているが、逆に言えばサンフランシスコ講和条約に
ソ連が署名していない以上、SF条約第2条の履行は完了しておらず、あくまで千島列島全島と南樺太についてはポツダム宣言による
暫定統治状態であると云える。そしてヤルタ密約のうちの極東密約は米英ではこれを無効扱い(米国議会は無効を決議済)しており、
ロシアに対して日本がこれら領土を放棄したことにはならず現状に於いては不法占拠でしかない!
つまり、ロシアはこれら千島・南樺太の占領地から速やかに撤兵・撤退しなければならない!