予想に反して二人きりだったという警戒すべき状況で、なぜそこまで酒を飲んだ
のか…年相応の人生経験があれば相手の魂胆なんてわかりそうなものだし、
ジャーナリストを語りながら世間知らずだったという弁明も厳しいように思います。
薬物を盛ったという証拠はない上、状況的にも考えづらい。その後のメールの
やり取りは、仕事上のバーターが失敗して話がこじれているようにも読める。
もし山口氏が彼女のプロデューサー採用を通せていたら、展開は違っていたでしょう。
捜査当局が証拠不十分とするのも、客観的に見れば自然な判断に見えます。彼女は
逮捕の点ばかり強調しますが、逮捕から23日以内に起訴の証拠を得られる事件ではない。
そこまでに時間がたちすぎており、山口氏に自白を強要するくらいしか逮捕の実益はない。
彼女がここまで強姦と断定して行動するからには、報道されていない真実があるのか?
と思って手に取りましたが、残念ながらその答えは本書にはありませんでした。

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