夏の参議院選挙に合わせた衆参同日選挙について、自民党の甘利選挙対策委員長は「99.3%ない」と述べ、可能性は極めて低いという見方を改めて示しました。
自民党の甘利選挙対策委員長は、記者団に対し、衆議院の解散について、「党首討論で安倍総理大臣は『頭の片隅にもない』と言うなど余裕があった。参議院選挙に専念するという気持ちからの発言ではないか」と述べました。

そのうえで、衆参同日選挙について、これまでは99%ないと発言してきましたが、「伝わってくる感触から言うと、99.3%ないのではないか」と述べ、可能性は極めて低いという見方を改めて示しました。

一方で、「安倍総理大臣の頭の中枢部はのぞけない。そこには何かあるかもしれない」と述べました。

また、甘利氏は、参議院選挙の目標について、「自民・公明両党で枢要な委員会に委員長を出しても、安定的な運営ができる議席を目指していきたい」と述べ、与党で安定多数の議席の確保を目指す考えを強調しました。

そして、3年前の参議院選挙で、自民党が56議席を獲得したことを念頭に、「前回の選挙結果を1つでも上回るよう頑張りたい」と述べました。

NHKニュース
2019年6月21日 19時03分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190621/amp/k10011964121000.html