https://www.kyoto-minpo.net/archives/2019/06/16/post-23394.php


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 「平和」の問題では2つの焦点について語りました。憲法の問題では、志位氏は、安倍首相による9条改憲の問題点を述べ、「安倍政権による憲法9条改悪は許さない」の一点で力をあわせ、「安倍改憲サヨナラ」の審判をくだそうと呼びかけました。もう一つの焦点、米軍基地について、志位氏は京丹後市のXバンドレーダーにより京都の空が米軍に占領されている実態を告発し、「これで主権国家といえるのか。危険な米軍基地を直ちに撤去せよと求めたい」「日米地位協定を抜本改正し、あたりまえの主権国家をつくろう」と訴え。異常な「アメリカ言いなりの」の根源に日米安保条約があると指摘し、国民多数の合意で廃棄し、本当の独立国と言える日本をつくろうと強調しました。

 原発問題では、志位氏は、福島の現状について言及し、避難指示が解除された地域に戻った人は住民全体の25%で、「帰りたくても帰れない」という現状があると告発。福島出身の倉林議員が、国会で東電の営業賠償打ち切り方針の撤回を求めて論戦し、直後に経済産業省が打ち切り見送りを回答し、国と東電を動かしたと報告し、「倉林議員の議席は京都、福島にとってかけがえない議席」と訴えました。

 もう一つ、避難計画の問題にふれ、倉林議員が国会質問で、高浜原発の過酷事故を想定した広域避難訓練で、悪天候により自衛隊のヘリが飛ばず、避難道路は渋滞が発生している道路であることなどを告発すると、安倍首相が「完璧はない」と語ったことを示し、「それなら原発は動かしてはならない」と強調し、原発ゼロ、再生可能エネルギーへの大転換の声を京都からあげていこう」と述べました。

 民主主義の問題では、共産党が政策提言「個人の尊厳とジェンダー平等のために」を発表したことを紹介。男性に比べ女性の賃金が7割だと指摘した志位氏は、「男女の賃金格差をなくし、働く場でのジェンダー平等を実現しよう」と訴えました。選択的夫婦別姓について「実現していないのは日本だけ。結婚する際、同姓にするか、別姓にするかを自由に決められる民法の改正を実現しよう」と強調。性暴力、DV(家庭内や恋人間などの暴力)など女性に対する一切の暴力を許さない社会をつくり、セクハラやパワハラなどハラスメントを禁止する法整備を実現しようと語りました。

 「政治の希望は市民と野党の共闘にある」として、参院選32の1人区すべてで野党統一候補の一本化を実現したことを報告。憲法、消費税、沖縄、原発などの国政の根幹部分で共通政策が実現したと述べ、「すべての1人区で勝利を」と訴えました。その上で、志位氏は「国民の願いを本気で実現しようとすれば『財界中心』『アメリカ言いなり』という『二つのゆがみ』をただすことができ共産党の躍進がどうしても必要」と強調。会場からは大きな拍手が湧き起こりました。

 最後に、志位氏は、「共産党は、京都では府議会でも京都市議会でも自民党に次ぐ第2党、野党第1党」と紹介し、「京都で自民党を倒すとすれば、共産党が倒すしかない。比例代表で第1党になり、倉林議員の勝利で自民党に打ち勝ちとう」と訴え。倉林議員が6年間で行った質問・討論は236回にのぼり、現場の声で国政を動かしてきた豊かな実績を紹介し、「大激戦の京都選挙区で必ず勝利を」と力を込めると、大きな歓声と拍手に包まれました。

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【殺人テロ政党日本共産党】カテゴリの解説
共産党が破防法に基づく調査対象団体であるとする当庁見解 | 公安調査庁
http://www.moj.go.jp/psia/habouhou-kenkai.html
>【共産党】は,第5回全国協議会(昭和26年〈1951年〉)で採択した「51年綱領」と「われわれは武装の準備と行動を開始しなければならない」とする「軍事方針」に基づいて武装闘争の戦術を採用し,各地で【殺人】事件や【騒擾】(騒乱)事件などを引き起こしました(注1)。