https://www.kochinews.co.jp/article/285474/
 東京で先日、立憲民主党の長妻昭代表代行の講演を聴いた。もともと落ち着いた物言いをする人ではある。それにしても、参院選の戦略や目標の話には歯切れの悪さを感じた。野党の準備不足がそうさせるのかもしれない。

 原発ゼロに格差の是正…。会場からは「おっしゃる政策は理解できるが、選挙まで時間がない。国民に浸透できるのか」という質問が出た。長妻氏は「インパクトのあるメッセージ、言葉を今、磨いているところです」。

 なぜ、野党はもっと早い段階からそれができないのか、といつも思う。特に旧民主党勢力は近年、離合集散を重ねてきた。各党がどんな社会を目指す存在なのか、国民に十分伝わってはいまい。

 衆参同日選論は下火になったようだ。ただ、一時吹いた解散風にはやはり1強政治のおごりが漂っていた。野党の足元を見る首相は「風は気まぐれ」と冗談めかす。自民党幹部も「大義は一日あれば作れる」と臆面もない。

 おととし秋の衆院解散を受け、高知市出身の野中尚人・学習院大教授は「準備していない相手に殴りかかる解散は、英国では半世紀前からやらない」と嘆いていた。野党にも解散が近いと内々に告げ、責任ある受け皿として政策を準備させてから解散してきたという。

 世論調査では、高い内閣支持率を「ほかに適当な人がいない」という理由が支え続ける。選択肢の心細さに民主主義の未成熟を思う。

【殺人団体革マル枝野幸男】カテゴリの解説
安倍首相、衆院予算委で枝野氏とバトル “革マル発言”まで飛び出し…
https://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20141030/plt1410301830007-n1.htm
>安倍首相「【殺人】や強盗や窃盗や盗聴を行った【革マル】派活動家が影響力を行使しうる、指導的立場に浸透しているとみられる【団体】から、【枝野】氏は約800万円の献金を受けていた」