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「国の名前は出さないが、『非常に危険な領土(very dangerous territory)』を守るために米国が大金を使っている国がある」

 米国のトランプ大統領が8日(現地時間)、フロリダ州の遊説先で、韓国など同盟国の防衛費分担金(思いやり予算)の引き上げに再び言及した。

 トランプ大統領は「(年間)50億ドル(約5900億円)かかる非常に危険な地域がある」として「彼らは自らが払うべき費用を払っていない」と主張した。

 トランプ大統領は、その国が現在5億ドルしか出していないとして「無条件に請求書の金額を払うべきだろう」と主張し、分担金問題の解決に強い意欲を見せた。トランプ大統領は「この国」について「米国のことをあまり好きではない国」と攻撃した。

 トランプ大統領は先月27日にも別の遊説先で韓国に防衛費分担金の引き上げを要求しており、今回の発言も内容がほぼ同じだ。先月の遊説について一部メディアは、韓国ではなくサウジアラビアに向けたものだと報じたが、トランプ大統領が就任前から主張してきた在韓米軍関連の防衛費分担金引き上げを意識した発言だったのは明らかだとの分析もある。

 トランプ大統領はこの日の演説で、韓米両国が今年3月8日に韓米防衛費分担金協定(SMA)に署名したことを念頭に置いているかのように「もう2か月が過ぎたので分担金の増額を要求した」と述べた。

 韓米は3月のSMAで、韓国の今年の分担金総額を前年比787億ウォン(8.2%)増の1兆389億ウォン(約1000億円)とすることで合意し、早ければ上半期中にも次の協定のための交渉に入る予定だ。

 トランプ大統領は今年2月の閣議でも、韓国の防衛費負担金が少ないことに対し不満を表明し、論議を呼んだ。

 この日、ワシントンにいる北朝鮮問題専門家らはツイッターで一斉に、トランプ大統領の発言が韓国を指したものだと指摘した。

 米マサチューセッツ工科大学のビピン・ナラン教授は「トランプ氏が韓国を指したのは明らかだ」として「トランプ大統領が同盟のあり方や価値を知らないため、米国と同盟国との間でずれが生じている」と批判した。

 米シンクタンク、ヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員は「トランプ大統領が同盟の目標や共有価値よりも費用に固執するのは、執権初期からずっと一貫している」と指摘した。

ソース:チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版<トランプ氏また韓国を攻撃? 「米国を好きではない国」>
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/05/09/2019050980233.html

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