日本は金融緩和によって今のところは首の皮一枚繋がっている状態ではあるが、この状況はこれまでの経済理論で十分に説明できる範疇のものだ

少子化でなく人口が増加していれば、貨幣価値の減少によるインフレによって金融緩和を終了するタイミングがいずれくるが、日本は人口動態デフレのために
インフレ目標が達成できない

また日銀や財務省は本気でインフレにする強い意思があるようには見えない。金融緩和をし続けなければ破滅的な状況に陥るのが目に見えているからだ

そのためこの状況にはまって抜け出せないデッドトラップにあるのであり、日本が人口を維持するか、(何十年後になるかは予測不能だが)人口が増加に転じるまでは金融緩和によって
福祉費用の激増を補うために、民間から政府に対して(増税なしの)富の移転を行っているだけのことだ