自民党分裂選挙となった福岡県知事選で党推薦候補が大敗したことを受け、麻生太郎副総理兼財務相が党県連最高顧問を辞任する意向を県連幹部に伝えていたことが9日、分かった。22日に開く県連執行部会で了承される見通し。

 7日投開票された知事選で、麻生氏は新人武内和久氏の擁立を主導。党内の足並みがそろわない中、安倍晋三総裁に直談判して党推薦を得たことなどで反発を招いた。県選出の自民衆院議員11人のうち、二階派などの6人は現職小川洋氏を支援。小川氏が武内氏に約95万票差をつけて3選した。

 党県連は会長を筆頭に、幹事長や総務会長、政調会長の三役が実務を担い、最高顧問は名誉職的なポストとされる。

西日本新聞
4/9(火) 13:19配信
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