>>279
おいおい、失笑するしかねーんだけど、君は一体何がしたいんだ?
私は日本を立て直したいだけさ。
とりあえず、そこだよ。具体的に日本をどうしたいの?

とりあえず私はこういうことをやっている。



 堤未果さんの「日本が売られる」で取り上げられているトピックの中で、私の周り(家族や知人友人で、職についてる人は看護や介護、福祉、飲食店関係が多いです)で政治に疎い人でもとても食いつきが良かったのは以下の二つでした。

 一、「労働基準監督署が警察権を持たない民営化組織に格下げされ」「労働基準法が実質無効化」されて過労死認定どころか労災認定すら悪質な企業に認めさせるのに難しくなる環境になるという話(第二章「日本人の未来が売られる」1〜3)。
 二、このまま緊縮財政を続けながら移民を大量に受け容れていけば「国民皆保険制度が解体され」その受け皿を民間保険会社に頼らざるをえない「アメリカ式の医療費全額負担制になる」という話(第二章6)。
 (第一章の中では特にコンセッション方式の「水道民営化」が一番深刻に受け止められましたが、日々の生活に関わることは自分が直に触れているぶん逆にでしょうか、
 ゆでガエルになるよう徐々に浸食されているのだという実感が薄く、そんなものを受け入れるほどうちの自治体は馬鹿じゃない、と高をくくっている人が多かったです。)

 この本に書かれた内容をできる限り多くの人に広めるために何を突破口とすれば私たちにとって(また私たちの話を聞いた人、その人の話を聞いた人たち……にとっても)やりやすいか、という観点よりの提案ですので、ご検討いただければ幸いです。