先月、愛媛県今治市で開かれた山本順三国家公安委員長の大臣就任祝賀会で、市の職員が受付などを行っていたことがわかりました。地方公務員法では、自治体の職員の政治的な行為などを制限していますが、今治市は「儀礼的なもので、政治的な行為にはあたらない」としています。

今治市によりますと、菅市長らが発起人となり、先月26日に、今治市出身の山本順三国家公安委員長の大臣就任を祝う祝賀会が市内のホテルで開かれました。

その際、今治市の職員が案内状に関する問い合わせを担当したほか、祝賀会の当日に10人ほどの職員がボランティアとして受付を行ったということです。

地方公務員法では、自治体の職員の政治的な行為などを制限していますが、今治市は、「勤務時間外に行ったものであるうえに、祝賀会はあくまで儀礼的なもので、政治的な行為にはあたらない」としています。

一方、山本国家公安委員長の事務所は「祝賀会に案内されて本人が出席したが、事実関係について詳しいことはわからない」としています。

NHKニュース
2019年2月14日 14時55分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190214/k10011814671000.html