特定の四半期や特定の科目を抜粋したり、収益の一部である利子や配当金を
除外したり、GPIFとは異なる年金特別会計による厚生年金・国民年金の
収支を根拠にしてGPIFによる年金積立金管理運用があたかも赤字であるか
のように拡散している悪質なデマに騙されないでください。

 年金特別会計による厚生年金・国民年金の収支とGPIFから委託された
運用受託機関(信託銀行、投資顧問会社など)が行う年金積立金の運用状況
は全く意味合いが異なりますし、作為的に抜粋した運用データによって
全体の運用状況があたかも悪化しているかのような手法に惑わされない
ようにしましょう。

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)最新の運用状況

GPIF 管理・運用状況 2018年度の運用状況
https://www.gpif.go.jp/operation/last-years-results.html

収益額:     +2兆3,795億円
累積の収益額   65兆8千億円


GPIF 管理・運用状況 2019年度の運用状況 2019年度第1四半期
https://www.gpif.go.jp/operation/the-latest-results.html

収益額:     +2,569億円
累積の収益額   66兆777億円


 このように年金積立金の運用状況はプラスで大きな収益を得ています。
 年金の給付に必要な財源は累積の収益として充分な財源が留保されています。

皆さん、社会を混乱させることを狙った悪質な年金デマに騙されないでください。