来年4月の衆院沖縄3区補欠選挙で、自由党県連(國仲昌二代表)は27日、フリージャーナリストの屋良朝博氏(56)へ正式に出馬要請した。屋良氏は28日に受諾する方向で最終調整している。同日、玉城デニー知事が選考委に屋良氏の擁立に賛同する意向を示した。 

待望論が強かった稲嶺進前名護市長は選考委の出馬打診を固辞した。

 補選は県知事選出馬に伴う玉城デニー氏の衆院議員失職に伴うもの。玉城氏も自身の後継者として屋良氏に期待を寄せている。

小沢代表は野党に共闘要請

 自由党の小沢一郎共同代表が、沖縄県知事に転出した玉城デニー前幹事長の衆院議員失職に伴う来年4月の衆院沖縄3区補欠選挙を巡り28日、野党各党に共闘を要請する。各党幹部と会い、フリージャーナリストで新人の屋良朝博氏への支援を求める。複数の関係者が27日明らかにした。

 小沢氏は立憲民主党の長妻昭選対委員長、国民民主党の玉木雄一郎代表らと個別に会談し、辺野古移設に反対する「オール沖縄」での選挙戦を呼び掛ける考え。

 小沢氏は各党の支援を取り付けた上で沖縄入りし、29日に記者会見して、屋良氏擁立を発表する見通しだ。

沖縄タイムス
2018年12月28日 08:48
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/365175