今日
20:59-21:54 BS11 報道ライブ インサイドOUT
「世界中が止めている水道民営化を考える」

ゲスト:尾林 芳匡(弁護士 / 『水道の民営化・広域化を考える』編著者)、
    三雲 崇正(弁護士 / 東京都新宿区議会議員 / 『最後の一滴まで』日本語版監修)
「水道」は人間にとって最も大切なライフライン。そのライフラインを巡って、現在、参議院で
審議されているのが「水道法改正案」。この改正案の目玉は、水道事業に民間企業が参入することを可能にする事である。
すでに水道の民営化に舵を切った英国(イングランド)では、民営化から約25年後には、年間約2720億円の配当金が投資家に支払われ、
約2200億円の利息が金融機関に支払われた。このため、イングランドの一般家庭は、公営水道だった場合と比較して、
年間で約1万7000円も高い水道料金を支払わされている。
「お金」の節約を考えて決定したつもりが、むしろ恐ろしく高くついたイングランド。世界37カ国で、
235の民営化された水道事業が再公営化されている現実を前に、日本はなぜ民営化を可能とする法案を
模索しているのか? 私たちの暮らしを支える公共サービスの問題を、専門家と共に考える。