サウジ、5人に死刑求刑へ






サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(ロイター=共同)

 【カイロ共同】サウジアラビアの検察当局は15日、トルコ・イスタンブールの総領事館でサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が殺害された事件を巡り、実行犯とみられる容疑者ら11人を起訴したと発表した。

うち犯行を指示した5被告には死刑を求刑する。

事実上の最高権力者ムハンマド・ビン・サルマン皇太子ら王室上層部の関与は否定し、殺害を命じたのは現場に派遣されたチームの指揮官だと結論付けた。

検察高官は記者会見で、皇太子は「何も知らなかった」と述べた。
被告や容疑者の氏名は公表しなかった