■「自衛隊の最悪の政治利用だ」共産 志位委員長が首相批判

自衛隊の観閲式で、安倍総理大臣が憲法改正による自衛隊の明記に改めて意欲を示したことについて、共産党の志位委員長は記者会見で「自衛隊の最悪の政治利用だ」と述べ、批判しました。

14日に行われた自衛隊の観閲式で、安倍総理大臣は「すべての自衛隊員が誇りを持って任務を全うできる環境を整えることは、今を生きる政治家の責任だ」と述べ、憲法改正で自衛隊を明記することについて改めて意欲を示しました。

これについて共産党の志位委員長は、党本部で行った記者会見で「常軌を逸した行動だ。自衛隊は政治的中立性が最も厳格に求められる実力組織だ。その場で、最高司令官が憲法改定の号令をかけるのは、自衛隊の最悪の政治利用だ」と述べ、批判しました。

そのうえで、志位氏は「憲法99条には、閣僚が憲法を尊重する義務が書かれており、憲法違反であることは明瞭だ」と述べました。

NHKニュース
2018年10月14日 19時51分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181014/k10011671421000.html