柴山昌彦文科相「教育勅語」復活は安倍政権の総意! 前川元次官も証言していた「教育勅語を使えるようにしろ」の圧力 リテラ

「委員会がある日は朝、大臣と一緒に、こういう質問がありますからこういう答弁にしましょうという
“答弁レク”っていうのをするんですね。その朝の答弁のレクのときに大臣がですね──普通は大臣の
答弁だけ説明するんですが──この質問についてだけは局長答弁も見せろと言われて。
『こうなってます』と見せたら『これじゃダメだ』と言われたわけです。
答弁の最後に『教育勅語のなかにも普遍的に通用することが書いてあるので、この点に着目して学校の
教材として使用することは差し支えない』と書き直せと言われたんです
前川氏は「明らかに違法や違憲でない限りは、組織の上司である大臣の命令に従わないわけにはいかなった」
と振り返るが、それでも、答弁に立った際は躊躇して「『差し支えない』ということはどうしても私の口か
らは出てこなかった」。実際、当時の国会では、前川局長答弁が終わると下村文科相自らがわざわざ手を挙
げて答弁。局長答弁にはなかった「教材として使う」ことについて駄目押しを図るために「差し支えない」
と明言した。

「その内容そのもの、教育勅語の中身そのものについては今日でも通用する普遍的なものがあるわけでござ
いまして、この点に着目して学校で教材として使う、教育勅語そのものではなくて、その中の中身ですね
それは差し支えないことであるというふうに思います」(下村文科相、国会議事録より)