領収書を偽造し政務活動費約1200万円を不正受給したとして、埼玉県警は27日までに、詐欺と虚偽公文書作成・同行使の疑いで、沢田力元埼玉県議(50)を書類送検した。24日付。

 書類送検容疑は2011〜16年、自身の政治活動をまとめたチラシのポスティング代金をさいたま市のPR会社などに支払ったとする架空の領収書を提出し、政活費を不正受給した疑い。県警によると、容疑をおおむね認めている。

 所属していた自民党県議団によると、沢田元県議は昨年7月、一部の領収書について「以前送ってもらった白紙の領収書に自分で書いた」と偽造を認め、約545万円を返還して議員辞職した。