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LGBTなど性的少数者を「生産性がない」と批判した自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(51)が大炎上し、その人物像まで注目されている。27日に東京・永田町の自民党本部前や北海道道連、福岡の県連で抗議デモが行われたが、当の本人は雲隠れ。そんな杉田氏を「議員の資格はない!」とバッサリ斬り捨てるのは“元祖炎上クイーン”の上西小百合元衆院議員(35)だ。くしくも杉田氏とは日本維新の会時代の同期。本紙取材に杉田氏の知られざる素顔を暴露した――。

 発端は月刊誌「新潮45」の8月号に掲載された杉田氏の寄稿文。日本のLGBT政策について「LGBTのカップルのために税金を使うのはどうなのか」「彼ら彼女らは子どもをつくらない。つまり、『生産性がない』」などと持論を展開した。

 もともと右寄りの過激発言で知られる同氏。過去にも「『待機児童』なんて一人もいない。待機しているのは預けたい親でしょ」や「男女平等は、絶対に実現しえない反道徳の妄想です」などの発言で物議を醸したが、今回ばかりは「一個人の見解」では済みそうにもない。

 27日の抗議デモは、LGBT法連合会によると約5000人が参加。野党のみならず、自民党内からも時代と逆行する杉田氏の物言いに苦言が相次いでいる。

 この人も黙っていない。炎上クイーンの上西氏だ。実は同氏と杉田氏は2012年12月の衆院選で日本維新の会から出馬し、政界入りした“花の同期”になる。

 上西氏は30日にツイッターを更新し「杉田水脈議員。朝の情報番組で“取材を申し込んだが回答がない”って言われてた。プライベートに対する取材ならまだしも、政策について聞かれているのに回答しないなんてダメ。閉会中だからどこかに雲隠れできてるのかもしれないけど、議員としてどうなんだ」と猛批判。

 支援者との夜の会合で多忙の中、本紙取材に応じた上西氏は「政治家は弱者のために存在するじゃないですか。彼女のやっていることは弱者イジメで、政治家のやることちゃうでしょ!」と珍しく?正論を並べた。

 維新の会で上西氏は女性局事務局長を務め、杉田氏も女性局のメンバーだった。その時の印象について上西氏は「定期的に会議もやってましたけど、杉田さんは『ギャーギャー』と泣き叫んでいたイメージしかない」と暴露。

 維新の同期組には、ほかに三木圭恵元衆院議員(52)がおり、この三木氏と杉田氏が犬猿の仲。上西氏は「同年代だからいつもケンカしてましたね。感情的になるのは杉田さん。会議の議題ではなく『そんな報告聞いてない!』とかしょーもないことで、泣き叫んでました。あまりに三木さんとやり合うものだから、別室に移動して『ちょっと冷静になりましょうよ』と話したこともあります」と明かす。

 杉田氏の今回の論理で言えば、独身の上西氏も「生産性がない」ということになりかねない。そこを突っ込むと、同氏は「そうやねん! 何なんホント! 気分悪いわ!!」と急に戦闘態勢に。

「私が結婚して不妊でも『生産性がない』ってなるんやろ!? 自信あんねんけど、デキなかったらしゃーないやん。自信はあんねんけど」と関西弁に口調が変わってまくし立て、再び夜の街に消えて行った――。

7/31(火) 18:30
東スポWeb
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