野田総務大臣は記者会見で、新聞社が金融庁に申請した情報公開請求の内容を開示前に金融庁側から伝えられ、記者との懇親会で話題にしたことについて自身の処分を検討する考えを示しました。

野田総務大臣の秘書が、金融庁から調査対象だった会社の関係者を同席させて説明を受けていたことをめぐり、朝日新聞社が金融庁に申請した情報公開請求の内容が開示前に金融庁側から大臣に伝えられ、野田大臣は記者との懇親会で話題にしていました。

これについて野田大臣は閣議のあとの記者会見で、「情報公開法の所管大臣としてしっかりと学んでいたつもりだが、至らない点もあったと深く反省している。みずからの職責に照らして、しかるべき措置を検討している」と述べ、自身の処分を検討する考えを示しました。

また、立候補に意欲を示している自民党総裁選挙について「こんな私でも応援してくれる仲間もおり、そういう人たちと一緒に政策を作り上げてきた。より一層謙虚な気持ちで、民主主義の政治に対する熱い思いを持っている人たちの賛同を得られるように日々、研さんしていきたい」と述べました。

NHKニュース
2018年7月27日 13時24分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180727/k10011551481000.html