元暴力団組長や誘拐殺人犯など、いかがわしい人物との交友がたびたび報じられてきた安倍昭恵夫人(56)に、またしても怪しい“トモダチ“が発覚した。

「菅沼奏香(そうこ)氏という女性です。菅沼氏と昭恵さんは『世界こどもサミット』というイベントで、共に実行委員を務めている。子供たちの主張を発表してもらおうと開催されたイベントで、昨年11月に伊勢で第1回、今年の5月には東京で第2回が開かれた」(昭恵氏の知人)

 菅沼氏とは一体何者なのか。

「肩書は『コミュニティ館 湊』の代表。三重県・伊勢にある旧旅館を買い取り、そこをサミットの事務局兼コミュニティ館として活用し、数名のスタッフと共同生活を送っている」(サミット関係者)

 このコミュニティ館に人を集め、説いている内容こそが菅沼氏が“怪しい“と言われる所以(ゆえん)だ。

「『KAMIスタイル』という新興宗教の“教義“のようなものを教えているんです。菅沼氏は『宇宙の法則にのっとって生きましょう』などと、サミットの関係者も『KAMIスタイル』に誘っている。希望者が来ると全身を擦(さす)り、“身体からの声を聞く“。その後、『KAMIスタイル』の教本を2時間ほど音読。KAMIスタイルを意識すれば、ありとあらゆる病気は“不用“になると謳(うた)っています。ガンは『我が強すぎる』、アトピーは『現代生活に溺れる』というのが主な原因とし、“神鈴“という鈴を振ればその原因を取り除くことができる、としています」(コミュニティ館関係者)

 驚きなのはその受講料だ。関係者によると、「2時間で300万円。人によっては1000万円を請求されることもある」という。

 だが実は、この“鈴振り団体“が取りざたされるのは今回が初めてではない。

「’07年、当時民主党だった姫井由美子元参議院議員が、ある“鈴振り霊能者“に心酔していると報じられました。姫井氏は“霊能者“の女性に入れ込み、その腹心だった菅沼氏を自身の公設第二秘書にまで据えました」(全国紙政治部記者)

 その“霊能者“は現在、福島史織と名乗り、菅沼氏と共同生活を送っている。本誌は伊勢のコミュニティ館を訪ね、福島氏に話を聞いた。

「菅沼と昭恵さんは、5年ほど前に農業系イベントの中で知り合ったと聞いています。第1回のこどもサミットの際には昭恵さんもこちらに遊びに来られました。『KAMIスタイル』は人間が忘れている記憶を感じてお伝えする世界で、そもそも病気の治癒はしません。病気にならない生き様に変えるという予防です。受講費用に関しては個人差がありますので色々です」

 宗教トラブルや霊感商法に詳しい山口広弁護士が言う。

「信教の自由があるとはいえ、教義をもとに近代医療を受けないよう患者を指導しているとすれば違法性があります。また、そんな教義で高額な受講料を請求しているのであれば、それも問題です。はっきり言いますが、『KAMIスタイル』は怪しい。もし私のところに相談者が来た場合は、絶対にやめなさいと伝えます」

 今年12月には、第3回の「こどもサミット」が開かれる予定となっている。次から次に発覚する昭恵夫人の怪しい“トモダチ“付き合いは、いい加減やめさせるべきなのだ。

FRIDAY
7/14(土) 7:03配信
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