りそな銀行は自民党政権と癒着している事を日本中に暴露した形になりました。
鈴木記者は、リクルート事件解明の切っ掛けを掴んだほどの敏腕記者で、一貫して大企業や政治家の不正を告発してきた人です。
ところが、りそな銀行の自民党癒着のスクープ記事掲載の前日に、朝日新聞の鈴木敬一論説委員が死体で発見されました。
が、やはりこの事件も自ら海に飛び込んでの自殺、として処理されてしまいました。自殺をするような動機も見つからず、朝日新聞社内にも動揺が走りました。

以上のように、「りそな銀行」国有化問題に係わった人たちは不慮の死を遂げるか、逮捕されて社会的に抹殺されてしまっているのです。
なぜここまでして真相を隠す必要があるのでしょうか?
それは、「りそな銀行」国有化は、小泉純一郎と竹中平蔵によって実行された、インチキ芝居で「大陰謀」が隠されているからです。
それでは「大陰謀」とは何かを植草氏が掴んだ情報から見ていきましょう。

2003年5月、小泉政権は経営危機にあった「りそな銀行」への公的資金投入を決定し、事実上国有化しました。 
「りそな銀行」に投入された税金は2兆3000億円もの莫大な金額でした。これが国民の財産を守るための出費なら誰も文句は言わないでしょう。
ところが、「りそな銀行」の経営危機自体が演出で捏造であった、とすれば許せる事ではないでしょう。
そのことを指摘し告発しようとしたのが、他ならぬ植草一秀氏であったのです。
植草氏は、外資系ファンド、アメリカ政府、小泉政権が株式市場を利用した壮大なインサイダー取引を仕組み、成功させ莫大な株式売却益を得た事実の全容を掴み、
それを「本」に書き出版して国民にその事実を知らせる予定になっていたのです。
が、手鏡でスカートの中を覗いたという容疑をでっち上げられ逮捕されてしまったのです。
この事件をマスコミは大々的に報じ『植草教授はエロおやじ』というレッテルを貼られ、私たち国民はその報道を全面的に信じてしまい、植草氏が何を訴えようとも信用されなくなってしまいました。
何もかも「裏の陰謀者」たちの思惑通りに、植草氏を社会的に抹殺する事に成功しました。それに加担したのも「裏の陰謀者」の一味でもあるマスコミ各社でです。