◆「腹心の友の加計さんが一番憂えているかも」石破氏
2018年6月8日21時08分 朝日新聞デジタル

自民党の石破茂・元幹事長(発言録)

 (加計学園問題の世論調査で「納得できない」の回答が多いことについて)(安倍晋三)総理がうみを出し切るとおっしゃったのに、そうなっていない。総理の思いにも反した結果だ。加計で国会が混乱するのは、国家にとって大損失。だけど、疑惑が続いたまま、国政が運営されることもあってはならない。

 総理の話だと、(加計学園理事長の)加計孝太郎さんは立派な人らしい。一国の総理大臣の腹心の友だから、きっと人格、識見、立派な方だと思うし、国がこんな状況なのを一番憂えているかもしれない。予算をどう使うか、重要事項を審議するのが(国会の)予算委員会。それに専念でき、問題がきちんと解明するためには特別委員会(の設置)もひとつの考え方だ。

 加計さんが「こういうことだ」とおっしゃれば、随分と変わるのではないか。大親友の総理が心を痛めているわけで、大親友の加計さんが安倍さんを救うだけじゃなく、国民の政治への信頼低下を自らが払拭(ふっしょく)することがあると、全然違う。なぜ出てこられないか全く分からない。出てこられない理由があれば、それをおっしゃればいい。(TBSの番組収録と記者団の取材に)

https://www.asahi.com/articles/ASL686GJBL68UTFK01D.html