麻生副総理兼財務大臣は記者団に対し、森友学園をめぐる決裁文書の改ざん問題で野党側が辞任を求めていることについて「進退について考えているわけではない」と述べて、辞任しない考えを重ねて示しました。

この中で麻生副総理兼財務大臣は、森友学園をめぐる決裁文書の改ざん問題をめぐり、去年2月に安倍総理大臣が「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」と答弁したことが改ざんのきっかけだったのかと問われたのに対し「総理大臣夫人本人は照会していないし、夫人付きの職員の照会も特段問題になるものではなく、答弁がきっかけになったとは考えていない」と述べました。

そのうえで「国会審議でさらなる質問につながる材料を極力少なくすることが主な目的だったと判断しているが、なぜ改ざんまで行ったのか、それがわかれば苦労しない」と述べました。

また、この問題で野党側が辞任を求めていることについて「進退について考えているわけではない」と述べ、辞任しない考えを重ねて示しました。

NHKニュース
2018年6月8日 11時17分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180608/k10011468851000.html