◆【報ステ】参院議員6人増?自民“合区救済案”了承

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 自民党は6日、選挙制度改革問題統括本部と選挙制度調査会の合同会議を開き、参議院の定数を6増やす公職選挙法改正案をまとめた。

2016年から始まった今の参議院選挙制度は、合区が取り入れられ、鳥取県と島根県、徳島県と高知県の選挙区はそれぞれ1つになった。選挙区がなくなった候補者は比例区へまわったが、比例区は得票数の多い順に当選していくため落選する候補者も出た。

今回、自民党がまとめた案は、このような人を必ず当選させようとするもの。まず比例区の議席を2つ増やし、そのなかで優先的に当選させる特別枠を作る。ここに合区から押し出された格好の候補者をあてる。その他にも、埼玉県の議席を1増やす。参議院は3年ごとに半数ずつ変わるので、結局、定数は6つ増えることになる。

野党は「言語道断」と反発。自民党の小泉筆頭副幹事長も「森友と加計について、ずっと結論を出せないできているなか、こういったことに対してはしっかり結論を出すという自民党の今の姿はどう映るのか。国民をなめてはいけないと思う」と異論を唱えた。自民党は、この改正案を今国会に提出し、成立を目指す。