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 自民党の田村憲久政調会長代理は3日、NHKの討論番組で、加計学園の獣医学部新設問題に関し、「加計孝太郎理事長が記者会見するのも一つ(の方法)ではないか」と述べ、一連の経緯や愛媛県文書との食い違いなどについて説明責任を果たすよう促した。また、財務省が4日に予定する森友学園に関する決裁文書改ざんの調査報告に合わせ、主要野党は麻生太郎副総理兼財務相の辞任を求めた。

 立憲民主党の長妻昭代表代行は麻生氏の責任について「けじめをつけないと禍根を残す」と主張。国民民主党の階猛政調会長代行も「潔く辞任するべきだ」と強調した。共産党の笠井亮政策委員長は「佐川宣寿前国税庁長官の処分で幕引きは許されない」として、佐川氏の再度の証人喚問などを求めた。
 田村氏は「麻生氏の責任は重い」と指摘しつつも、「しっかり判断し、一定の責任の取り方をしてほしい」と述べるにとどめた。公明党の石田祝稔政調会長は「財務相の責任(問題)は当然出てくると思う。調査結果をしっかり見ていきたい」と語った。(2018/06/03-12:16)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018060300202&;g=pol