学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐり、財務省は23日、217件、計957ページ分の交渉記録を開示した。

学園側が近畿財務局に照会をかけた2013年6月28日から売買契約を結んだ16年6月20日までの近畿財務局と籠池泰典前理事長ら学園側とのやりとりなどが記されていた。安倍晋三首相の妻昭恵氏付政府職員の谷査恵子氏や、自民党の鴻池祥肇・元防災担当相の事務所から照会があった際の記録もあった。

 財務省は昨年の国会で「速やかに廃棄した」と主張していたが、実際は職員が「手控え」として紙や電子データで持っていたという。一方、「国会答弁との関係」で廃棄を進めたといい、今回、開示に含まれなかった記録もある。たとえば、籠池前理事長が昭恵氏と一緒に撮影した写真を近畿財務局に示し、「夫人からは『いい土地ですから、前に進めてください。』とのお言葉をいただいた」と述べたという14年4月28日の記録はない。

 記録の要旨は以下の通り。

詳しい記事はWebページで

朝日新聞
2018年5月24日06時19分

森友問題 国有地取引の交渉記録(要旨)上
https://www.asahi.com/articles/ASL5R4W7VL5RUTIL02T.html

森友問題 国有地取引の交渉記録(要旨)中
https://www.asahi.com/articles/ASL5S0R6FL5RUHBI02M.html

森友問題 国有地取引の交渉記録(要旨)下
https://www.asahi.com/articles/ASL5S0R9YL5RUTIL079.html