自民党細田派は22日夜、東京都内のホテルで政治資金パーティーを開いた。細田博之会長はあいさつで「国会でさまざまな議論が行われているが、この5年余りの間で景気はどんどん回復した。安倍晋三首相に引き続きやってほしい」と述べ、今秋の党総裁選での連続3選に全力を挙げる考えを示した。

首相出身派閥の同派は党内最大勢力。首相も出席し、「一つ一つ政策を前に進めて結果を出していくことで責任を果たしていきたい」と政権運営への意欲を強調。憲法改正にも触れ「自衛隊の諸君が胸を張って仕事にまい進できる憲法に変えていきたい」と訴えた。 
 パーティーでは総裁選出馬に意欲を示す石破茂元幹事長もあいさつに立ち、細田派について「党の中核として発展することをお祈りする」と語った。

 加計学園の獣医学部新設問題などで首相が苦境に立たされる中、細田派は総裁選に向けた票固めを進める考え。幹部が他派閥との会合を重ねているほか、首相自身も大阪府連や北海道連の会合に出席するなど、地方での支持拡大を図っている。

時事通信社
2018年05月22日20時54分
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