衆院は22日午後の本会議で、環太平洋連携協定(TPP)関連法案を巡り、野党が提出した茂木敏充経済再生担当相に対する不信任決議案を与党などの反対多数で否決した。政府、与党はカジノを含む統合型リゾート施設(IR)整備法案を審議入りさせる。

 政権は、学校法人「加計学園」や「森友学園」問題など一連の不祥事に区切りをつけ、働き方改革関連法案などの今国会内成立を図りたい考え。野党は、愛媛県が提出した加計学園の獣医学部新設に関する新文書により、首相が虚偽答弁をしていた疑いが強まったとして攻勢をかける。国会は終盤戦に入り、与野党の対立が激しくなった。

共同通信
2018/5/22 15:45
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