安倍晋三首相は4日夕、中国の習近平国家主席と電話会談し、北朝鮮の核・ミサイル問題の解決に向けた緊密連携で一致した。南北両首脳が発表した「完全な非核化」を柱とする板門店宣言を評価することでも合意。国連安全保障理事会の制裁決議の履行が重要だとの認識も確認した。会談終了後、首相が記者団に明らかにした。日本の首相と中国国家主席の電話会談は初めて。

 首相は、日本人拉致問題の早期解決についても協力を要請したとみられる。会談は米朝首脳会談を前に、北朝鮮の非核化へ向けた双方の立場を擦り合わせるとともに、北朝鮮に影響力を持つ中国の協力を取り付ける狙い。

共同通信
2018/5/4 19:57
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