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希望の党の柚木道義衆議院議員が4月11日、SNSで野党の質疑を批判する人々に対し『単なるイチャモン』と苦言を呈し、対立する姿勢を鮮明にしています。

柚木議員は4月11日にFacebookを更新、冒頭から「野党質疑やマスコミ報道にケチをつけ」る人々に対して「野党質疑やマスコミ報道がなければ、安倍政権与党は1ミリもモリカケ問題や野村不動産過労自殺隠ぺい問題も情報公開していません」と反論。

加計学園問題に関する報道や裁量労働制データ問題、それに野村不動産特別指導問題の追及を挙げて野党議員による質疑や野党による合同ヒアリングの成果だと主張しています。

こうした野党の追及によって「与党議員からも野党同様の指摘が相次ぐに至っています」と自負を見せる柚木議員は返す刀で「野党質疑を批判する方は(中略)自己矛盾に全く気づくこともなく、単なる『イチャモン』をつけていることになっています」と野党批判勢力を厳しく非難すると共に「それこそ、安倍政権与党の介入・改ざん政治を正す対案を示して頂きたいです」と挑発的に語っています。

野党議員による質疑を総論的に捉え、批判に対立する姿勢を鮮明に打ち出した柚木議員ですが、野党議員の中でも評価の低い自らの質疑を各論的に捉えた形での反論にはなっていません。

柚木議員は直近の4月6日の衆議院厚生労働委員会で加藤勝信厚労相に対し質疑を中断して過労死遺族に電話をかけろ、繋がったら再開しろと要求し批判を浴びていたほか(関連記事)、3月23日の衆議院厚生労働委員会では委員長から「なるべく議題に沿って」と苦言を呈されていました(関連記事)。

また1月30日の衆議院予算委員会では安倍首相から「常識で考えて頂きたい」「事実であることを確かめて質問して頂きたい」と叱責されるなど(関連記事)質の低い質疑が話題になることで知られています。