NHK NEWS WEB 4月6日 10時33分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180406/k10011392821000.html

日本レスリング協会の幹部が、伊調馨選手らに嫌がらせをしているとして告発された問題に関連して、
林文部科学大臣は、伊調選手を含むすべての選手が安心して練習に取り組める環境整備に努めるよう求めました。

この問題は、オリンピック4連覇を果たした伊調選手や伊調選手を指導していた男性コーチが、
栄和人強化本部長ら日本レスリング協会の幹部から嫌がらせを受けているとして、告発状が
内閣府に送られたものです。

レスリング協会の第三者委員会は、伊調選手を指導していた男性コーチへの一部の行為が嫌がらせに
あたるなどとして改善を求める内容の報告書をまとめ、レスリング協会は6日にも臨時の理事会を開いて、
報告書の内容を説明することにしています。

これに関連して林文部科学大臣は、閣議のあと記者団に対し、「第三者委員会の調査結果は文部科学省としても
詳細を把握したい」と述べました。
そのうえで林大臣は「仮にパワハラの事実があったということであれば、協会において速やかに適切な対応が
とられるものと考えているが、今回の問題を受けて、伊調選手を含むすべての選手が安心して練習に
取り組める環境の整備に全力を挙げていただきたい」と述べました。