NHK NEWS WEB 4月5日 14時34分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180405/k10011391741000.html

沖縄のアメリカ軍普天間基地めぐって国と沖縄県の裁判が続く中、菅官房長官は今月就任した
沖縄県の謝花副知事と面会し、基地の騒音対策や地域振興に引き続き取り組んでいく考えを伝えました。

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設に向けた埋め立て工事をめぐる裁判で、沖縄県は、先に工事差し止めを求めた
訴えが退けられたことから、先月下旬、福岡高等裁判所那覇支部に控訴しました。

こうした中、菅官房長官は5日午前、総理大臣官邸で杉田官房副長官とともに、前任者の退職に伴い
今月1日に就任した沖縄県の謝花副知事と面会しました。

この中で謝花副知事は「最近、アメリカ軍嘉手納基地の周辺でほかの基地から飛来するいわゆる外来機が
増加しており、およそ2倍の騒音になっている。苦情も大幅に増えており配慮をお願いしたい」と述べました。

これに対し菅官房長官は「基地の騒音問題はしっかりやらなければならない。沖縄の観光客が増え
経済もよくなっているので、引き続き沖縄振興に取り組んでいく」と述べ、基地の騒音対策や地域振興に
引き続き取り組んでいく考えを伝えました。

関係者によりますと面会では普天間基地をめぐるやり取りはなかったということです。