NHK NEWS WEB 3月30日 2時01分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180330/k10011384891000.html


日本を含む11か国が参加するTPP=環太平洋パートナーシップ協定について、タイのソムキット副首相は
タイ政府として、TPP協定に参加する意向を明らかにしました。

これはタイのソムキット副首相が29日、商業省で開かれた会議後の記者会見で明らかにしました。

この中でソムキット副首相は「われわれは明確にTPP協定への参加を希望する。参加に向けた準備を
進めることが重要だ」と述べ、タイ政府として、日本を含む11か国が参加するTPP=
環太平洋パートナーシップ協定に参加する意向を示しました。

その上で、ソムキット副首相は、商業省に作業部会を設置するとともに協定への参加に向けて、
交渉を主導してきた日本政府に協力を求める考えを示しました。

これまでタイ政府は、アメリカがTPP協定から離脱したことなどもあり、日本や中国、それに東南アジア諸国などが
合意を目指すRCEP=東アジア地域包括的経済連携の交渉進展に期待を示していました。

しかし、今月、11か国の間でTPP協定の署名式が行われ、今後、各国で発効に向けた手続きが
進められる見通しとなる中で、貿易自由化の流れに乗り遅れないためにもTPP協定への参加が必要だと
判断したものとみられます。