産経ニュース 2018.3.25 10:59
http://www.sankei.com/politics/news/180325/plt1803250012-n1.html


 自民党の二階俊博幹事長は25日午前、東京都内で開いた第85回党大会で、党が目指す改憲4項目について
精力的に議論を重ね、「条文イメージ・たたき台素案」をまとめたことを報告した。その上で
「今後、この案をもとに衆参の憲法審査会で議論を深め、憲法改正原案を策定し、憲法改正の発議を目指す」と語った。

 また、「国民の理解を得て(改憲を)進めていくことが重要だ」と強調。各地域で研修会を積極的に開催して
機運を盛り上げるよう求め、党本部が研修会に専門家を派遣すると述べた。

 最後に、学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書改竄(かいざん)問題などを念頭に
「国民から政治や行政に大変厳しい視線が注がれている」とし、「私たちは『政治は国民のもの』という
原点に立ち返り、信頼回復に向けて党員・党友一丸となって行動していこう」と呼びかけた。

 改憲4項目は、9条2項を維持した上で新設する「9条の2」に自衛隊を明記▽大災害時などの緊急事態条項
▽参院選「合区」解消▽教育の充実。党大会では二階氏の党務報告に続き、「憲法改正案を示し、改正実現を目指す」
と明記した平成30年度運動方針案を採択した。