毎日新聞 2018年3月25日 東京朝刊
https://mainichi.jp/articles/20180325/ddm/001/010/167000c

 日中両政府は、5月に東京で予定する安倍晋三首相と中国の李克強首相との会談に合わせて、
両国の艦艇や航空機による偶発的な軍事衝突を避けるための「海空連絡メカニズム」の運用開始で
正式合意する調整に入った。複数の日中政府関係者が明らかにした。沖縄県・尖閣諸島を巡る対立を背景に、
対象地域をどのように表記するかの調整が難航していたが、地域を明示しない案で折り合うことで
合意を優先する見通しだ。【秋山信一、加藤明子】

 日中韓3カ国の首脳会談が5月9日に東京で行われる方向で、安倍首相と李首相の個別の会談をその前後に開く。
両首脳が連絡メカニズムの合意・運用開始を確認し、防衛当局間で覚書に署名するとみられ、
会談の成果として打ち出す。これに先立ち4月中に高級事務レベル海洋協議を開き、外務・防衛当局が
運用の詳細を詰める。5月中の運用開始を目指す。


(続きは記事元参照)