裁量労働「一日1時間以下」 厚労相がデータ撤回
3月23日 11時29分 NHKニュース
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加藤厚生労働大臣は衆議院厚生労働委員会で、一般労働者と裁量労働制で働く人の労働時間の調査について、実態を反映していないデータが含まれていた裁量労働制に関するデータを撤回しました。
厚生労働省が平成25年に行った、一般労働者と裁量労働制で働く人の労働時間の調査に誤りと見られる例が相次いで見つかったことを踏まえ、政府は、今の国会に提出する方針の働き方改革関連法案から裁量労働制の適用業務の拡大を全面的に削除しました。

これに関連して、23日午前の衆議院厚生労働委員会で野党側は、調査結果の中に裁量労働制で働く人の労働時間が「一日1時間以下」と記されたデータが含まれているのは「明らかな誤りだ」として、調査結果そのものを撤回するよう求めました。

これに対し加藤厚生労働大臣は「裁量労働制で働く人のうち、平均的な人の労働時間が『一日1時間以下』というデータが25件あったが、実態を反映したものではなく、裁量労働制のデータそのものを撤回させていただきたい」と述べ、裁量労働制に関するデータを撤回しました。