YOMIURI ONLINE 2018年03月21日 09時15分
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http://www.yomiuri.co.jp/national/20180321-OYT1T50005.html

 広島県は20日、農林水産局の職員が作成し、上司の決裁を受けた文書を、住民からの情報公開請求に備えて
一部を削除したり、書き換えたりしていたと発表した。

 県は「情報公開制度の信頼を損ねるもので、あってはならない行為」とし、関与した職員の懲戒処分を
検討している。

 県によると、書き換えがあった文書は2012年、職員2人が農林水産省と協議した際の報告書。
当時、漁業関連の許認可申請をしていた住民男性への対応について同省に相談しており、報告書には、
男性について、同省職員が「長い電話がかかってくる」などと話した内容や、対応方針が記載されていたという。

 その後、男性に対応した県の職員は、情報公開請求を予定していると知り、課長に相談。
了承を得て男性に関する記述を書き換えるなどし、実際に請求があった後に開示した。

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