中日新聞 2018年3月20日 23時53分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018032090235302.html


 磁気治療器の預託商法を展開し、破産開始決定を受けたジャパンライフ(東京)との取引で
損害を受けたとして、福井県内の契約者23人が20日、同社役員と従業員ら16人に計4600万円の
損害賠償を求める訴訟を福井地裁に起こした。同地裁での同社役員らへの提訴は2件目。

 原告側弁護団によると、原告は大野市や福井市の50〜80代の男女。2003年ごろから昨年末にかけ、
同社から磁気ブレスレットやネックレスを購入し、第3者に貸し出す契約を交わした。しかし、
1年間に商品価値の6%分とされた配当の支払いが昨年11月ごろから滞り、解約申請をしても
返金されなくなった。契約額は総額で計6億2千万円に上るとし、今後、追加請求する。

 提訴後に会見した弁護団は、同社が預託するための商品を十分に保有していなかったとし
「破綻することが明らかな反社会的取引だ」と主張した。

(中日新聞)